事業再構築補助金1次公募の採択結果発表
事業再構築補助金1次公募の結果が発表されました。
採択結果は以下のとおりです。
応募 件数 |
要件を満たした 件数 |
採択 件数 |
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緊急事態宣言 特別枠 |
5,181者 | 4,326者 (83.5%) |
2,866者 (55.32%) |
通常枠・ 卒業枠・ グローバルV字 回復枠 |
17,050者 | 14,913者 (87.47%) |
5,150者 (30.21%) |
ものづくり補助金の令和元年・2年度補正第1次締切分の採択率が62.5%であったことを考えると、事業再構築補助金特に通常枠等は採択率がかなり低いと言えます。
弊社は今回2社のご支援を実施したのですが、2社とも無事採択(採択率100%)されました。
採択されたポイントを弊社なりに考察してみました。
①5つの類型(新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、事業再編)から適合する類型を正しく選択する。
緊急事態宣言特別枠で応募件数全体の16.5%、通常枠等で12.53%は要件を満たしていないと判断されています。それぞれの類型の要件をよく読んで、正確に選択してください。
②自社の現在の事業を冷静に分析する。
現在の事業の強み、弱みなど冷静に分析(SWOT分析)したうえで、新たな事業の計画を策定している必要があります。
③計画がわかりやすい
計画によっては専門性が必要でわかりにくいものもあるかと思います。たくさんの応募の中から採択を勝ち取るためには、図表などを使って、専門家でない人が見てもわかりやすい資料作りが必要です
④事業の実現可能性
5月末に実施された行政事業レビューで、中小企業庁の担当部長が「厳しく見ると8割落第しそうな勢い」と発言されました。立案された事業計画が、マーケットの分析や競合他社と比較して優位性があるかなどの観点から、誰の目からみても実現可能性があると見えるような計画である必要があります。
⑤審査項目・加点項目
公募要領にある「審査項目・加点項目」にある項目をできる限りカバーしましょう。
事業再構築補助金については、合計5回、あと4回の公募が予定されています。
1次公募で残念な結果であった事業者様も、次回公募に応募することができます。
弊社も引き続き認定経営革新等支援機関としてご支援受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。